桃田賢斗「緊張」の復帰2戦目苦戦も勝利「不安はすごく大きい」 準々決勝進出
「バドミントン・全日本総合選手権」(24日、町田市立総合体育館)
男子シングルス2回戦が無観客で行われ、23日に遠征先の事故での負傷から346日ぶりに実戦復帰した桃田賢斗(26)=NTT東日本=が、秦野陸(トナミ運輸)に21-15、21-9で勝利し、準々決勝へ進んだ。
復帰2戦目は19歳の攻めに苦戦しリードを許す場面もあったが、次第に調子を上げて勝ちきった。「1ゲーム目の出だしは本当にばたばたしてしまった。全然覚えてないぐらい、返すのに精いっぱい」と苦笑いし、「ちょっと後手になってたのでそこは修正したい」と課題を挙げた。
復帰戦を終えた昨晩は「寝ることはできた。漫画を読んだり、他のことに時間を使って寝るように工夫した」。久しぶりの実戦でも「疲れてない」と話すが、「全然緊張します。不安はすごく大きい」と気持ちは落ち着かない。「連戦の時は『こうしとけば大丈夫』というのがあったんですけど、久しぶりの試合なのでソワソワするというか、落ち着きがない」と説明した。