びわ湖毎日マラソンが21年で事実上の消滅 大阪マラソンと統合発表 コースは大阪
日本陸連は25日、毎年2、3月に開催されてきたびわ湖毎日マラソンについて、22年以降の大会を「大阪マラソン」と統合することを発表した。
今後はエリート部門を強化した最高峰の大規模大会としてさらなる発展を目指していくという。現在の滋賀県大津市の皇子山陸上競技場発着のコースで行う大会は21年の第76回大会が最後に。22年2月は「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会(仮称)」として開催されるが、コースが現在の大阪マラソンのコースとなる。
数々の五輪選手も輩出してきた主要大会で最古の歴史あるレースは、事実上、来年で終了。日本陸連の横川浩会長は「大阪マラソンとの統合においても、びわ湖で培った毎日マラソンの価値と伝統に基づく威厳はしっかりと継承されてゆくものと前向きに捉え、更なるマラソン界の発展に尽くして参ります」と、コメントした。
大阪マラソンは2011年10月に市民参加型の3万人規模の大会として第1回を開催した。完走制限時間は7時間で、フルマラソンのほか車いすマラソンも実施。日本国内では東京マラソンに次ぐ規模となっている。現在は都心部を走る大阪府庁前をスタートし、大阪城公園にフィニッシュするコースで行われている。