八角理事長が1年を総括 コロナ禍で親方衆へのねぎらいと感染対策を努めるよう訓示
日本相撲協会は25日、仕事納めとなり、東京・両国国技館で年寄総会、師匠会を行った。八角理事長(元横綱北勝海)からはコロナ禍での1年を過ごした親方衆へのねぎらいとともに、初場所(21年1月10日初日、東京・両国国技館)へ、さらに気を引き締めるよう訓示があった。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「皆さんに協力してもらって感染対策をしっかりしていただかないと初場所において非常に厳しくなるのでひとつよろしくお願いしますと。理事長から1年の総括、講話をいただいた」と説明した。
また、新型コロナウイルスに感染し入院していた湊親方(元幕内湊富士)は24日に退院。芝田山部長は「湊親方はきのう電話がかかってきて、『退院しました』と。電話では『おととい、何もなく突然、スカッとしました』と。あと1週間くらいは人とは接触せずに様子を見ますということでした」と話した。
また、幕内天空海(30)ら力士11人の集団感染が発生した立浪部屋は、この日までに10人が退院。残りの1人も軽い症状という。この日、師匠の立浪親方(元小結旭豊)も年寄総会に参加し、協会に報告。同部屋所属力士の初場所出場は問題ない見通しだ。