紀平梨花「ドキドキしたけど…」3A成功!片手側転も鮮やか 上々の79・34点
「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、ビッグハット)
女子ショートプログラム(SP)が行われたが、コロナ禍の影響で今大会が今季初戦となった連覇を狙う紀平梨花(18)=トヨタ自動車=は、79・34点をマークした。
演技を終えた紀平は納得したように何度もうなずいた。燃えるような赤が映える衣装で登場し、新SP「The Fire Within」を舞った。冒頭のトリプルアクセルを成功させると、続く連続3回転は着氷が乱れたが、最後の3回転ルッツは鮮やかに決めた。抜群の身体能力をいかした片手側転からも披露。上々のお披露目演技となった。
演技後は「ドキドキしたけど、すごくいい演技ができたと思う。80点を超えたいと思っていたので、そこは残念ですけど」と、笑顔で語った。
今季はステファン・ランビエルコーチを師事し、スイスを拠点に練習を重ねてきた。練習では4回転サルコーも成功。連覇の懸かる27日のフリーでの挑戦に意欲をみせており「挑戦する形で練習していきたい」と、見据えた。