宇野昌磨、笑顔のSP3位 コロナ禍で今年初の試合「めちゃめちゃ緊張していた」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日、ビッグハット)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、5連覇がかかる18年平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=は94・22点で3位につけた。
コロナ禍で予定していたすべての試合が中止になり、拠点のスイスではロックダウンも経験した。今大会が初戦になっただけに「1つ目、2つ目(のジャンプ)ともめちゃめちゃ緊張していた」と宇野。それでも「競技者として(試合を)待ち望んでいたんだなと思った」と感慨深げに語った。
失敗したコンビネーションジャンプは「思い切り跳ぼうと思ったが、不安な気持ちがある分、制御しきれなかった」と冷静に自己分析した。フリーへ向け「今日は本当に楽しかった。この場で滑れることに感謝しながら、今日まで頑張ってきた自分を楽しませてあげたい」と、少年のような笑顔で語っていた。