桃田賢斗3連覇に王手 買えなかった「鬼滅の刃」最終巻ゲット「“全集中”で頑張りたい」
「バドミントン・全日本総合選手権」(26日、町田市立総合体育館)
男子シングルス準決勝が無観客で行われた。23日に遠征先の事故での負傷から346日ぶりに実戦復帰した桃田賢斗(26)=NTT東日本=は、2-0で初対戦の大学生に勝ち、決勝に進出した。
3連覇へ王手をかけた。40分のストレート勝ちで試合を終え、「昨日は出だしがすごく良くなかったので、しっかり修正してどんどん押せた」とうなずいた。久しぶりの連戦に「不安な部分はまだまだある」が、「毎日楽しみながらいい緊張感で挑めてる」。手応えもつかんだ様子だった。
世界ランク1位の日本エースだが、コートを離れれば「普通の26歳と変わらない生活をしてます」。大会期間は大人気漫画でリフレッシュしており、「『キングダム』の新刊と、ずっと買えなかった『鬼滅の刃(きめつのやいば)』の最終巻を買いました」と笑顔で明かした。決勝へ「何の“呼吸”で挑みたいか」と記者に聞かれると、「呼吸でたとえる…やばくないですか(笑)」としつつ、「ラスト1試合あるので、“全集中”で頑張りたいと思います」。復帰戦優勝へ、桃田が心を燃やして挑む。