桐生祥秀 来季は「日本記録を奪回」北京五輪メダリストの末続と対談
陸上男子100メートル前日本記録保持者の桐生祥秀(25)=日本生命=が26日、200メートル日本記録保持者で2008年北京五輪男子400メートルリレー銀メダルの末続慎吾(40)=イーグルラン=とオンラインで対談を行い、その後取材に応じた。
オリンピアン同士の対談に桐生は「北京のムードとリオのムードは聞く話と見た話では全然違う。そういうのをこういうところでしゃべれてよかった」と笑顔。来季に向けては「目の前のことをしっかりやっていって、タイムによっては最近ベストを出していないので、日本記録を奪回したい」と抱負を語った。
ともに五輪のリレーメダリストということもあり、バトンパスの話題に。08年北京五輪と16年リオデジャネイロ五輪でのパスの変化に「ずっとアンダーパスだけど、距離感が違う。北京のリレーは真横にいる感じで渡してなかったですか。今でいう安全バトンじゃないけど」と桐生。「リオはバトンのうまさは僕とケンブリさんの方がうまかったかもしれないけど、ボルトとかジャマイカ勢が腕を伸ばしたときは(バトンを渡す距離が)半端ない。そこの距離感もアンダーとオーバーで今後も考えること」と世界のトップと戦うため、個々の走りだけでなくバトンパスにも磨きをかけていく。