貴景勝が新年へ抱負 綱とりへ「攻撃磨く」部屋で稽古納め「基礎でどんどん体つくる」
大相撲初場所(2021年1月10日初日、両国国技館)で横綱昇進を目指す大関貴景勝(24)=常盤山=は27日、都内の部屋で20年の稽古納めを行い、報道陣の電話取材に「優勝もさせていただき、いろいろあった。今までやってきたことを、これからも一生懸命やり続けようと思う」と新年への抱負を述べた。
部屋全体としての稽古は年内最後だが、体調次第では稽古場に下りることも考えているという。24日の番付発表記者会見では、23日終了の合同稽古後は相撲を当面取らず、再び基礎運動を中心とする意向を示していた。「自分の攻撃をもう少し磨くこと。あとは基礎でどんどん体をつくる。そういうことに努めてきた」と語った。
20年は春場所で負け越し、2度目のかど番を経験。夏場所は新型コロナの影響で中止となり、初日から横綱不在の11月場所では2度目の優勝を果たして初の年間最多勝に輝き、浮き沈みのある一年だった。
初の綱とりへ挑む場所を前にし、年末年始は「やれることだけしっかりやって、ゆったりできたら」。静かに新年を待つ。