奥原希望リベンジ成功!ライバル対決制す 山口に勝利し優勝「価値が大きい」
「バドミントン・全日本総合選手権」(27日、町田市立総合体育館)
コロナ禍で試合がなかった期間に培ってきたものが実を結んだ。女子シングルス決勝が行われ、ライバル山口との熱戦を制した奥原希望は「誰にも負けないぐらいトレーニングしてきた。世界トッププレーヤーとしてのレベルの高い試合ができたのは誇らしい」と胸を張った。
3月中旬以降、ワールドツアーが中断している間にフットワークなどを磨く練習に重きを置いた。最終ゲームで20-20になっても体力には余裕があったという。最後は連続スマッシュをたたき込み「純粋に楽しめた」と声を弾ませた。
山口とは昨年のジャパン・オープン決勝で敗れて以来の対戦。「茜ちゃんに勝っての優勝は価値が大きい。2人で競っている中に、若手の選手にも入り込んできてほしい」と日本を背負う存在としての自覚ものぞかせた。