小平奈緒は2位「自然体からかけ離れている」 悲観せず体のバランス作り直し

 「スピードスケート・全日本選手権」(28日、明治北海道十勝オーバル)

 18年平昌五輪で3つのメダルを獲得した女子の高木美帆(26)=日体大職=が500メートルと3000メートルを制し、2冠を達成した。500メートルでは37秒80をマークし、平昌五輪金メダリストの小平奈緒(34)=相沢病院=を下し、3000メートルでは自身の国内最高を更新する4分3秒97で圧勝した。

 女子500メートルの小平は持ち前の爆発力を欠き、高木美に次ぐ2位に終わった。「本来の自分が自然体で滑るタイムからはかけ離れている」と話したが、悲観はしていなかった。今季は自身の滑りの異変に気付き、体のバランスを作り直している最中。12月上旬にリセットし、まだ3週間で「骨組みをバラバラにして、今、1つずつネジを締め直してる」と、復調途上だ。「来年2月に成果をみせたい」と、次戦を見据えた。

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