東山、初優勝にあと一歩…涙の米須玲音主将は「楽しんで最後までやれた」
「バスケットボール・全国高校選手権男子決勝、仙台大明成72-70東山」(29日、東京体育館)
東山(京都)は初の日本一まであと一歩届かなかった。第2Qから第4Q途中まで主導権を握ったが、逃げ切ることができず。逆転負けに涙を流した。米須玲音(れおと)主将(3年)は「前半は自分たちのいいペースで攻めることが多かったけど、後半、思ったより(仙台大明成の)ディフェンスの圧がすごくて自分たちが受け身になってしまった。そこで明成さんのほうが気持ちで上回っていた」と振り返った。
試合後には大沢徹也コーチに「胸を張って京都に帰ろう」と声をかけられたと米須。負けてしまったが「高校生最後までバスケができたことには本当に感謝している。今日はしっかり楽しんで、みんなでチーム一丸となって最後までやれた」と高校バスケットに幕を下ろした。
米須は決勝戦でほぼフルタイムで出場し、15得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルを記録した。第4Qの終盤、3ポイントシュート時のファウルで得たフリースロー3本をすべて決め70-70の同点にするなど、チームを支えた。