琴恵光、2021年は目標の三役へ「自分の相撲を」15日間取り切る
「大相撲初場所」(1月10日初日、両国国技館)
幕内琴恵光(29)=佐渡ケ嶽=が29日、千葉県松戸市の部屋で弟弟子の幕内琴勝峰、琴ノ若と申し合い稽古を行い調整した。
「体調も崩すことなくトレーニングもしっかりできて稽古もしっかりできている。(課題は)立ち合いを押し込めるように。立ち合いの圧力」と力を込めた。
7月場所で初の2桁、10勝を挙げた。来年こそ目標の三役をつかみ取る。「自分の相撲で勝つことが去年よりも多かったというのがあるので自信になった。自分の相撲を取り切ればしっかり結果が出ることも分かったし、それを15日間取り切るというのが重要になってくる」と話した。
先場所、引退した元大関琴奨菊の秀ノ山親方からは貴重な助言を日々もらっている。「いろんなアドバイスをいただけるので自分に合うところを見つけていっている」。かつて同親方の付け人も務めており、常に目指すべき存在だった。
今度は自身が部屋を引っ張る立場。「自分が見本になれるように」と誓った。