仙台大明成“八村2世”山崎一渉が劇的決勝点「粘って優勝できてうれしい」
「バスケットボール・全国高校選手権男子決勝、仙台大明成72-70東山」(29日、東京体育館)
男子決勝が行われ、八村塁(NBA・ウィザーズ)の母校である仙台大明成(宮城)が東山(京都)に72-70で勝ち、3年ぶり6度目の優勝を果たした。
第1Qを20-20の同点で終えると、第2Qでは東山の勢いを止められず40-26と点差を広げられた。後半に仙台大明成も盛り返し、70-70で迎えた第4Q残り約5秒で“八村2世”と期待される山崎一渉(いぶ、2年)が得点を決め、チームに勝利をもたらした。
劇的な逆転勝利を決め「最後苦しい流れだったけど、チーム全体で粘って優勝できてうれしい」と山崎。「自分があまりシュートが入っていない状況で(監督の佐藤久夫)先生は、自分がボールを持ったら勝負にいっていいと言ってくださった。それで自信が湧いてきて最後シュートを決めることができた」と振り返った。
試合終了後には憧れの先輩・八村がツイッターで祝福。山崎は「素直にうれしい。まだ塁さんが明成高校にいたほど中心になってやれていたわけではないけど、チーム全体で最後まで明成高校らしくプレーできた」と喜びを語った。