正代 自分が“鬼滅の刃”の柱だとしたら?「水柱ということに」行動で示す

正代
豊山(左)と相撲を取る正代(日本相撲協会提供)
豊山(左)と相撲を取る正代(日本相撲協会提供)
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 「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)

 左足首負傷から再起を期す大関正代(29)=時津風=が2日、新年稽古始めで弟弟子の幕内豊山と相撲を取る稽古を再開させた。昨年まで部屋の幕下力士相手に調整してきたが、初日へ向け本格モード。10番取って8勝2敗と上々だった。

 稽古後は電話での代表取材に応じ、「場所までそんなに時間もないですし、お互いのスタート。ずっと幕下の力士と取っていたんですけど、やっぱり関取と取ると、どうしても力の差が大きくて。ちょっと疲れました」と、振り返った。

 左足首の回復も順調。「足のほうもそんなに問題なく踏み込めている。立ち合いから圧力をかける感じで。なるべく下がらないようにというのを意識した。下がったらちょっと恐怖というかありますが、それは場所までの稽古でもうちょっと慣らしていけたらな」と、力を込めた。

 コロナ禍で今年は熊本に帰省せず、年末年始も稽古場で体を動かした。「上半身と下半身。トレーニングをしてました。朝の稽古の後、夕方も体を動かしたりしているんで。だいぶできあがってきているのかなと思う」と、自信の仕上がりだ。

 昨年の初場所は13勝を挙げ、最後まで優勝争い。そこから勢いに乗り、同秋場所で初優勝&大関昇進を果たした。同11月場所では左足首を負傷し、初の休場で、初場所がいきなりかど番となる。

 今年の目標は「今年はけがなく、休場することもなく、1年間フルで出場できたらなと思ってます。初場所好成績で、その勢いのまま今年もいけたら」と、意気込んだ。

 新たな化粧まわしも届いた。後援者の会社が建設したダムがデザインされたもので、どっしりとした正代のイメージにも重なる。「いいデザインです」と正代も感謝した。

 アニメファンであり大ヒット映画「鬼滅の刃」もついに歴代興行収入が1位となった。コロナ禍もあり、自身はまだ映画館で見ることがかなわず「ちょっと取り残されている感が」と残念がる。同アニメでは「柱」と呼ばれる、9人のリーダーたちも個性派ぞろいで人気。大関といえば角界の「柱」となる存在だが「そうなりますかね。ちょっと自覚が足りてないです」と苦笑いした。

 好きな「柱」は「水柱ということにしておきます。水で」と無口なキャラの水柱・冨岡義勇を挙げた。「あんまり口うるさくない感じ。行動で尊敬されるというか。そういうのになりたい」と、理想のリーダー像を語った。ダムの化粧まわしで角界の水柱を目指す!?

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