芝田山親方 緊急事態宣言発令要請に戸惑い…初場所「何とも厳しい」
日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が2日、政府に対し1都3県から緊急事態宣言発令が要請されたことに関し、電話取材に対応した。2020年4月に同宣言が出され、同5月の夏場所は中止となった。今回、再発令となれば初場所は最悪、中止も選択肢に、開催方法の再考を余儀なくされる。
協会としてはまずは政府の見解を注視し、必要なら緊急理事会を開き協議する。同宣言下では初場所で予定する観客5300人規模での開催は困難。同部長は「無観客として、うちうちの中でやる形もある」と無観客開催の可能性を述べた。
土俵作りなど準備も進めないといけない。「もう2週間遅らせるということはできない。何とも厳しい。日にちがない。今の状況では難しい判断になる」と同部長は苦悩した。