箱根観戦者は85%減の18万人 関東学連、日本橋では「ビックリするほどいなかった」

 「箱根駅伝・復路」(3日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 コロナ禍の中での大会が終了し、主催者である関東学連の日隅広至副会長が総括を行った。ただ、2日間の沿道観戦者は18万人で前回の121万人に比べ、85%減。日隅副会長は「見た目では非常に少なかった。テレビで見ると重なって見えたが、横からみると間が空いていた。いつも混雑する日本橋などでは、ビックリするほどいなかった」と、総括した。

 ただ、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「応援したいから、応援にいかない。」を掲げた今大会だったが、規制が可能なスタート、ゴール地点を除くと、ほとんど区間で沿道には観衆が連なった状態が続いていた。2日には東京都と首都圏3県が政府へ緊急事態宣言を要請する事態の中で、18万人の数字をどう見るかは微妙なところ。中継を担当する日本テレビも、レース途中から画面右上に「沿道での観戦はお控え下さい」と、赤いテロップで常時表示する区間もあり、アナウンサーも中継中、何度も呼びかけていたが、その後も沿道で手を振る人が途切れることはほとんどなく、ゴール前の規制外の地点では人垣もできた。ツイッターなどでは沿道に対して、厳しい視線が向けられていた。

 ◆過去10年間の沿道観戦者数(関東学連発表、大会本部調べ)

20年121万人

19年124万人

18年120万人

17年118万人

16年120万人

15年121万人

14年126万人

13年119万人

12年118万人

11年112万人

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