日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の山下泰裕会長（６３）が５日、オンラインで年頭挨拶を行った。

　７月には１年延期された東京五輪が開催予定だが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、政府は近日中にも１都３県への緊急事態宣言を検討中だが「いよいよ本日から我々の２０２１年がスタートします。まだまだコロナ禍で大変厳しい状況ですが、コロナ禍が終息に向かい、安心安全の形で東京五輪・パラリンピックが開催できるように、我々が成すべき事、できることを集中して、心一つにして取り組んでいく」と、決意を語った。

　年明けから様々なスポーツが開催されており「元日からサッカー、ラグビー、駅伝で若い選手がひたむきなプレーを行い、そのことが社会に明るい話題を提供し、感動を呼び起こした」とし、「国、都、組織委員会、ＩＯＣも安全安心を確保しての東京２０２０開催に揺るぎない決意を持っている。約２００日後、世界のトップアスリートが東京に集い、最高のパフォーマンス、ひたむきなプレーがコロナ禍を乗り越えた世界に明るい希望の光となるように、一丸となってやっていきたい」と、語った。