大阪朝鮮高、悲願の決勝進出ならず 生徒数減少続く中の4強に涙の監督「立派なこと」
「全国高校ラグビー・準決勝、桐蔭学園40-12大阪朝鮮高」(5日、花園ラグビー場)
大阪朝鮮高(大阪第2)悲願の決勝進出はならなかった。“東の横綱”と前半を12-12と渡り合いながら、後半4トライを奪われて屈した。過去2度の準決勝で敗れた桐蔭学園に今回も勝てなかった。
高校無償化対象外の影響もあり、全国的に朝鮮学校では生徒数が減少傾向にある。大阪朝鮮高でも同様で全校生徒は10年前から約半減の210人。これはラグビー部員数にも直結し、2年生7人、1年生11人と強豪校では異例の部員数となっている。
その中で10大会ぶりにベスト4に勝ち進んだ。「先輩の姿を見て朝高でラグビーをしたいと思ってもらえるように今年のチームはスローガンを『使命』に決めた。17、18歳の子どもたちが自分たちのことだけでなく、困難を乗り越えていく強い気持ちを見せた。立派なことだと思います」と権晶秀監督は涙を浮かべ、選手の奮闘をたたえた。
エースのFB金昂平(3年)は「目標が達成できなかったことは悔しいですが、悔いはありません。胸を張りたいと思います」と言い切った。
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