正代、かど番の場所へ「問題なく相撲はとれる」初場所も徒歩で場所通いの意向
「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)
かど番大関の正代(29)=時津風=が7日、都内の部屋で初場所に向け、部屋全体での稽古を打ち上げた。基礎運動、幕下と相撲を取り、最終仕上げ。「立ち合いだったり、出足だったり、その辺の確認」と話した。
新大関だった先場所は左足首を負傷し、途中休場。患部を慎重にケアしながら、初日にしっかりと合わせた。
弟弟子の幕内豊山と年明け2日から前日6日まで5日連続で相撲を取り、実戦勘もOK。左足首の状態に関し「不安がないわけではないですけど、なるべく下がらないようにしたいかな。なるべく前に出る相撲でできたらなと思うんですけど。ぶつかりを出したりとか、最初から下がる前提でやるぶんには大丈夫なんですけど、ふいに押されて、その時はどうなるか。ちょっと心配はあります」と、不安は場所で徐々に解消していくしかない。
まずはかど番脱出。「問題なく相撲はとれる。なんとかここまでこられたかな。(かど番で)いつもの場所より、緊張するんじゃないかなと思いますけど、あとはその日できることをやるだけですかね」と力を込めた。
大関は自家用車で会場入りすることが可能ながら、部屋が近く、先場所同様、徒歩通勤の意向。「できたら、歩いてもいいかなと思ってるんですけど、そこは足首と相談しながら」と語った。
やれることは全てやった。「あとは集中して自分の相撲をとれたらなと」と気合。アニメ「鬼滅の刃」にかけ、「全集中」かと問われると「まあ、そうっすね。ちょっとまだ、その呼吸はできないんですけど」と返して笑った。