日本相撲協会が緊急理事会を開催へ 初場所は10日初日
「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)
日本相撲協会は8日、同日午後に理事会を開催することを発表した。初場所初日を2日後に控え、新型コロナ感染拡大により、首都圏に緊急事態宣言が発令。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「緊急事態宣言を受けて1月場所への取り組み、大阪場所に向けて現状を説明することになると思う」と話した。
年末年始にかけ、荒汐部屋で師匠・荒汐親方(元幕内蒼国来)、力士ら計12人の集団感染が発生し、5日には横綱白鵬(35)=宮城野=も感染した。
協会は政府指針に沿い、観客5000人を上限にし、初場所を開催する。観客の安全、安心のため、7日には全協会員、約900人がPCR検査を受検することを決めた。8日に全協会員の検査が行われ、初日前日の9日までに検査結果は判明する見通しだ。
理事会では感染した荒汐部屋の力士と白鵬、陰性だったが、白鵬以外の宮城野部屋所属力士の初場所出場可否に関しても協議される。