鶴竜が4場所連続の休場 陸奥親方「もう次はないよ」3場所連続両横綱不在の異常事態
「大相撲初場所」(10日初日、両国国技館)
横綱鶴竜(35)=陸奥=が8日、初場所を休場することが決まった。先場所後に史上初の「注意」決議を受け、進退を懸け、出場を目指していたが腰の状態が悪く無念の断念。自身ワースト4場所連続休場となり、進退はさらに追い込まれた。
横綱白鵬(35)=宮城野=は新型コロナウイルス感染で初場所は休場する。3場所連続で両横綱が不在は史上初の異常事態となる。
前日、師匠の陸奥親方(元大関霧島)は鶴竜が出場する意向を明かしていた。だが前夜、本人から電話があり持病の腰痛を訴え、一転、休場を申し出た。
この日、電話対応した親方は「腰があんまり良くないと、それと準備不足、だと思うんだけどね、あの、急にじゃないけど、まあぼちぼち胸を出すのも数を増やしてきたんだけど、そこで腰の調子が良くないと、いうことで、休場さしてもらいます」と説明した。
次の3月場所が進退場所となる。親方は「もう次はないよということで、本人も、来場所、引退かけて、一日でも早く稽古出来る体をつくって、頑張りますっていうことで」と師弟で背水の覚悟だ。
来場所は休場という選択肢はないか、と問われ、親方は「もちろん、そうです」と、応じた。来場所、すべてを懸けて臨む。「やっぱり自分で言ったので、期待はしていますよ」と話した。