ラグビーTL有観客開催決定 小川高廣、コロナ禍の日本に「元気を」
ラグビー・トップリーグ(TL)の開幕を16、17日に控え、東芝、ヤマハ発動機、日野、ホンダの4チームが8日、オンライン取材に応じた。政府より1都3県に緊急事態宣言が発令されたが、現状では有観客での開催方針が決定。開幕に向けてそれぞれが意気込みを示した。
東芝は1万7000人が来場予定の東京・国立競技場でNTTコミュニケーションズと初戦を戦う。共同主将のSH小川高廣(29)は「日本が暗くなる中、少しでも試合を楽しんで元気を出してもらいたい」と緊急事態宣言下でラグビーをする意義を語った。
昨季は新型コロナウイルスなどの影響を受けて6節でリーグ中止となった。日本代表フランカー徳永祥尭(28)は「やるからにはチームの中から感染者を出さない。試合が中止にならないような取り組みをしたい」。できる限りを尽くし、選手も一丸で今季こそリーグ成立を目指す。
コロナ禍でも調整は順調だ。「今年は(去年より)東芝のラグビーができている」と徳永。東芝らしい果敢なプレーで日本を盛り上げてみせる。