桐蔭学園連覇へ!平常心で楽しむ 主将・佐藤「コロナ乗り越え学んだこと表現したい」

 第100回全国高校ラグビー大会は9日午後2時5分から、東大阪市の花園ラグビー場で京都成章(京都)-桐蔭学園(神奈川)の決勝が行われる。初優勝を狙う京都成章は8日、奈良市内のグラウンドで約1時間半の練習を行い、決勝に向けた最終確認を行った。大会連覇が懸かる桐蔭学園は神戸市内のグラウンドで約1時間半、最終調整した。両校は練習後、オンライン会見を行い、決戦への意気込みを語った。

 大会連覇への気負いは全くない。桐蔭学園は小雪が舞い散る中、攻守の動きを最終確認。寒さのため予定より早く、約1時間半で切り上げた。ナンバー8佐藤健次主将(3年)は「決勝という舞台でプレーできることに感謝したい」と勝敗よりも最終決戦の場に立てる喜びを口にした。

 神奈川県勢としては第73、74回大会の相模台工(現・神奈川総合産)以来となる2連覇が懸かる。藤原秀之監督(52)は「プレッシャーは全然ない」と言い切る。「全力で、見ていて楽しい、やっていて楽しい、みんながおもしろい試合にしたい」と抱負を語った。

 コロナ禍で練習時間も実戦も不足していたが、花園での5試合を経て、チームは急激に成長を遂げている。藤原監督は「ミーティングで話した仮説をみんなが理解し、開花してきた」と目を細める。

 集大成の一戦。佐藤は「コロナを乗り越えて学んだことがある。それを試合の中で表現したい」と前向きに語る。2年連続の頂点へ、平常心を胸に戦いに臨む。

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