日本相撲協会で東京開催場所責任者を務める尾車事業部長は9日、緊急事態宣言下で開催する大相撲初場所(10日初日・両国国技館)で新たに協会員に新型コロナ陽性者が出た際は、感染症の専門家との協議で必要ならば打ち切る可能性を示した。今場所は全力士の約1割に当たる計65人がコロナ感染に絡んで全休する。
専門家が打ち切りを提案した場合、尾車部長は報道陣の電話取材に「強く否定する理由がなければ、先生方のお話を参考にそういうことも大いにありうる」と述べた。感染者数などによる判断基準は設けていないとした。政府が大規模イベントの中止を要請していれば従っていたと明かした。