朝阪神 物言いも初白星「無我夢中だった」
「大相撲初場所・3日目」(12日、両国国技館)
大好きな阪神タイガースをしこ名にする東序二段15枚目の朝阪神(20)=高砂=が瀬戸の海(高田川)を押し倒して初白星を挙げて1勝1敗とした。
立ち合い、力強い踏み込みから押し込み、相手をよく見て突き放して最後は体ごと沈めた。勢い余って、手を付くのが早く、物言いとなったが、軍配通りに勝ち名乗り。
「受けて受けて前に出られて良かった。無我夢中だった。(手は)ちょっと付いたかなあと。軍配通りで良かった」と振り返った。
大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名した。改名から間もなく丸3年ながら、まだ序二段を抜け出せないのが歯がゆい。
自己最高位タイの今場所、好成績を残し初の三段目を決め、3月の春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)で愛する猛虎の地元へ凱旋がベスト。「力が付いているかは三段目に上がれば実感できる。一番一番、気合を入れて頑張る」と、力を込めた。