ラグビートップリーグ開幕2日前に延期発表 新たに18人感染確認し計62人
日本ラグビー協会は14日、オンラインで臨時会見を行い、16日に開幕予定だったラグビートップリーグ(TL)の開幕日を延期することを発表した。大会は代替フォーマットを変更し、新たに2月中旬を目標に開幕日を設定して開催する。
岩渕専務理事は「決定の背景として、3チームから新たな陽性者が出ています。相当数の陽性者があり、濃厚接触者の確定にも時間がかかっており、現状2試合の中止をお伝えしていますが、さらに多くの試合の中止となる状況になりました」と説明した。
同協会は12日に、トヨタ自動車13人、サントリー7人、キヤノン24人の計44人の新型コロナ陽性者が確認されたため、開幕戦のトヨタ自動車-サントリー(16日、豊田スタジアム)と、リコー-キヤノン(17日、駒沢陸上競技場)の2試合の中止を発表していた。この日までに新たにNEC3人、神戸製鋼10人、東芝5人の計18人の新型コロナウイルス感染症陽性者を確認した。
同専務理事は「今のフォーマットで進めてもリーグ成立は難しいのと、グレーな状況で選手に安心安全を担保できない。進めるよりここで止めるのが最善だろうと判断しました。次の開幕に向けてさらなる感染対策をして進めて、何としてもリーグを成立させたいと思います」と話した。