早田ひな4強、V2へ正念場の伊藤美誠戦「全力で楽しむ」3年連続で激突
「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)
女子シングルス準々決勝で、前回覇者の早田ひな(20)=日本生命=は、カットマンの佐藤瞳(23)=ミキハウス=を4-1で破り、4強に進出。17日の準決勝は18、19年大会女王の伊藤美誠(20)=スターツ=と激突する。
3年連続の4強を決めた早田は「理想としているカット打ちがうまくできた」と自賛。「自分のパワードライブがどれだけできるかが重要だった。打たれても粘って、ラリーをしながらでも頭がさえていた。最後の1本は取らせない気持ちがすごく強かった」と胸を張った。
次戦はダブルスでペアも組んでいる伊藤との盟友対決になるが、19年大会準決勝は0-4で敗れ、前回も準決勝で当たり4-3で勝利している。
2連覇に向けて大きなヤマ場となるが、早田は「お互いが100%の力で思い切って試合できたらいい。本当に尊敬する選手でもあるので。(宿舎に)帰ってしっかりコンディションを整えたり、試合(映像)を見てどう戦うか考えながら、リラックスでYouTubeを見たり音楽を聞いたりしようかと。後悔しないように、全力で楽しみたい」と力を込めた。