ハーデン、移籍後初試合で32得点&トリプルダブル! デュラント42得点で3連勝

 「NBA、ネッツ122-115マジック」(16日、ブルックリン)

 4チームが絡んだ大型トレードでロケッツからトレードで移籍したネッツのジェームズ・ハーデンが移籍後初試合で39分47秒プレーし、32得点、14アシスト、12リバウンド、4スティール、9ターンオーバーだった。球団史上初、NBA史上7人目となる新天地デビュー戦トリプルダブルを達成し、チームの3連勝に貢献した。サンダー時代の11-12年以来、10シーズンぶりにコンビを組んだケビン・デュラントは両軍最多の42得点だった。

 試合前の選手紹介で“トリ”を務めたハーデンはいつもの背番号13でコートに立った。注目の第1クォーターは9分40秒の出場でフリースローによる2得点だけ。前半は硬さが目立ち、代名詞のスリーポイント4本すべてをはずし、ターンオーバーを4つ記録するなど、8得点にとどまったが、7アシスト、5リバウンド、3スティールと“脇役”に徹した。

 後半に入って本領を発揮し始めたハーデン。第3クォーター2分にステップバックからこの日初のスリーを沈めると、その30秒後にはデュラントへアシストパス。自身も中央突破からのフローター、クォーター終了間際にはトップ右から長距離砲を決めて接戦を繰り広げるチームを盛り立てた。

 1点リードで突入した第4クォーターは開始直後にはリング下へのノールックパスで11個目のアシストを記録し、その30秒後にはデュラントの30得点目をアシスト。同クォーター3分にはデュラントとのピックアンドロールでジャンプシュートをアシストするなど、息の合ったところを見せた。

 この日はカイリー・アービングが新型コロナウイルス対策規定の対象で欠場し、リーグ屈指のビッグ3のそろい踏みは実現しなかったが、チームは3連勝で戦績を8勝6敗とした。

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