大栄翔が初黒星で無敗消えた 正代1差2敗 3敗に朝乃山ら10人…貴景勝は7敗目
「大相撲初場所・9日目」(18日、両国国技館)
初日から無敗だった大栄翔(追手風)に土がつき、優勝争いは混戦の気配が漂ってきた。一方、大関貴景勝(常盤山)は遠藤(追手風)に引き落とされて7敗目を喫し、あと1敗で負け越しというところまで追い込まれた。
大栄翔は宝富士(伊勢ケ浜)を攻め切れず、はたき込まれて土俵に倒れた。1敗に後退し、幕内から無敗力士は消滅した。
大関正代(時津風)は玉鷲(片男波)を押し出して2敗を守り、大栄翔とは1差に縮まった。
同じく2敗だった平幕勢は全員が苦杯をなめた。明瀬山(木瀬)が碧山(春日野)に押し倒された。明生(立浪)は栃ノ心(春日野)に上手出し投げで敗れ、霧馬山(陸奥)は逸ノ城(湊)に寄り切られ3敗目を喫した。
大関朝乃山(高砂)は小結高安(田子ノ浦)を寄り切って3敗を守った。
3敗は10人。豊山、明瀬山、志摩ノ海、琴ノ若、逸ノ城、霧馬山、明生、阿武咲、照ノ富士、朝乃山が並んでいる。
今場所不調の貴景勝(常盤山)は遠藤(追手風)に引き落とされ7敗目。場所前は綱とりを期待されていたが、一転して後がない状況に追い込まれた。