IOC名誉委員の「国連」発言に、組織委は困惑「理解に苦しむ」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(77)は18日、都内で取材に応じ、IOC元副会長で名誉委員のケバン・ゴスパー氏が新型コロナウイルスの影響で不透明な状況となっている東京大会の開催可否について、国連に助言を求めることを提案したことについて、「理解に苦しむ。WHO(世界保健機関)が国連の機関だからなのか…」と、困惑した様子で話した。

 開催が「不確実」と話した最古参委員のディック・パウンド氏など重鎮メンバーからの発言が相次いでいるが、バッハ会長らとIOC中枢と組織委は開催に向けた方針は一致していることを強調した。

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