大栄翔、初黒星 それでも9日目以降15年ぶり平幕単独トップ
「大相撲初場所・9日目」(18日、両国国技館)
うまさに快進撃を止められた。2差をつける単独トップで中日を折り返し、緊張は「そこまで感じていなかった」という大栄翔。頭から強く当たって前に出たが、半身で左に回る宝富士に圧力を逃がされ、はたき込みにバッタリ。「自分の相撲を取るだけだったんですけど、なかなか取れなかった」と振り返った。
初黒星はついたものの、9日目を終えて平幕が単独トップに立つのは、15日制が定着した1949年夏場所以降では2006年の北勝力以来15年ぶり18例目。上位との対戦も終えて有利な立場であることは変わらない。「ショックを受けていたら15日間取れないので、しっかり切り替えないといけない。悔しいですけど、これを乗り越えないといけない」と前を向いた。