ハンド男子が日本24年ぶり1次リーグ突破 屈辱24チーム中最下位から2年

 「ハンドボール・男子世界選手権」(19日、エジプト)

 1次リーグ最終戦が行われ、C組の日本はアンゴラに30-29で競り勝って初白星を挙げ、通算1勝1分け1敗の同組3位で2次リーグ進出を決めた。1次リーグ突破は1997年の熊本大会以来で24年ぶり2度目。前半を16-12で折り返した日本は後半に逆転を許したが、主将の土井レミイ杏利(大崎電気)の得点などで再び試合をひっくり返した。

 7戦全敗、24チーム中最下位の屈辱にまみれた前回大会から2年の時を経て、日本は重い扉をこじ開けた。アンゴラを1点差で振り切って、24年ぶり2度目の1次リーグ突破。シグルドソン監督は「歴史的な瞬間だ。ものすごく大きな一歩」とうなずいた。開催国枠で8大会ぶりに出場する東京五輪の“前哨戦”で、相手に傾きつつある試合の流れを見事に覆した。6チームずつに分かれる2次リーグでは、各組上位2チームが準々決勝に進出する。

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