改名効果もなく…勝南桜 初日から8連敗で83連敗に 通算3勝217敗1休

 「大相撲初場所・14日目」(23日、両国国技館)

 89連敗記録を持つ“最弱力士”が改名した新年場所で全敗に終わった。東序ノ口28枚目の服部桜太志(はっとりざくら・ふとし)改め勝南桜聡太(しょうなんざくら・そうた)=22、式秀=が玉乃若(玉ノ井)に押し出され初日から8連敗。連敗は83まで伸びた。

 15年九州場所の序ノ口から、これで通算3勝217敗1休。次の春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)では自身の89連敗の更新も近づく。

 神奈川県茅ケ崎市出身で「地元の名前を入れたかったので『湘南』を入れた」と言う。師匠の式秀親方(元幕内北桜)から「湘南の『湘』を『勝』に変えたらどうか」と勧められ決定。「希望通りのしこ名」と負け続けの相撲人生を心機一転して新年場所に臨んだ。

 下の名前は将棋界を席巻する新スター、藤井聡太2冠から名付けた。「自分も少し将棋が好き。小学生の頃、祖父とやっていた」と、強さにあやかった。

 2019年初場所以来、丸2年、白星は遠ざかる。「とにかく勝ち越したい」と目標。まずは、何とか連敗を阻止したい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス