関西スポーツ賞 藤川球児氏に特別賞 新型コロナ影響で表彰式は開催せず
関西運動記者クラブ選定の第64回関西スポーツ賞の受賞者が25日、決まった。
団体は新型コロナウイルスのクラスターを乗り越え全国大学選手権で初優勝した天理大ラグビー部、昨年1月にクラブ創設25年目にして天皇杯優勝で初戴冠のヴィッセル神戸、9季ぶり2度目のVリーグ制覇と全日本選手権でも初優勝を飾ったJTマーヴェラス。
個人は陸上女子3000メートルで18年ぶり、1500メートルでも14年ぶりに日本記録を更新し、日本選手権5000メートル優勝で東京五輪切符を獲得した田中希実(豊田自動織機TC)、日本歴代4位の2時間20分29秒の好タイムで名古屋ウィメンズマラソンを制し、東京五輪代表に決まっている一山麻緒(ワコール)が選ばれた。
特別賞は昨季限りで現役を引退した前阪神の藤川球児氏。昨年1月に急逝した近大相撲部前監督の故伊東勝人氏と1964年東京五輪バレーボール女子金メダリスト「東洋の魔女」の主力メンバーで、引退後はバレーの指導と普及に尽力した故井戸川絹子(旧姓谷田)氏に功労賞が贈られる。
新型コロナウイルス感染拡大による政府の緊急事態宣言再発出を受け、表彰式の開催は見送られることが決まった。