NBA渡辺雄太 今季最多9得点 3Qは4分半で7得点
「NBA、ペイサーズ129-114ラプターズ」(25日、インディアナポリス)
ラプターズの渡辺雄太はベンチスタートで15分42秒の出場で今季自己最多の9得点、3つのオフェンスリバウンドを含む5リバウンド、1スティールを記録した。チームは敗れ、3連勝はならなかった。
前日の同カードで今季最長の21分間プレーした渡辺はこの日、第1クオーター残り1分12秒から途中出場し、1リバウンドを記録。第2クオーターは開始からコートに立ってフリースロー2本を沈め、スティールで相手のターンオーバーを誘った。
見せ場は第3クオーターだ。残り4分32秒でベンチから飛び出すと、3点を追う同3分9秒にトップ右の位置からショットクロックぎりぎりのタイミングで3点シュートを成功させて、左手で小さくガッツポーズ。残り4秒6にはラウリーが外したシュートをリング下でチップイン。さらに終了間際にはリバウンド争いから相手のファウルでフリースロー2本を冷静に決め、同クオーター4分半の出場で7ポイントをゲットした。
第4クオーターは5分間プレーしたが、2本のスリーを外すなどして19年2月7日のサンダー戦でマークした10得点の自己ベストの更新はならず。102-106の追う展開でベンチへ下がった。
持ち味の粘りのディフェンスでチームを盛り立てる一方でこの日のFG成功率は33・3%(2/6)だった。フリースローは4本すべて成功させたが、1点を争う展開の中、スリーポイントシュートを自己最多の4本試みて成功1本と課題も残した。