増田明美氏 大阪国際女子マラソンで日本記録が出る可能性「70%」自身の解説は控えめに!?
ロサンゼルス五輪女子マラソン代表で、スポーツジャーナリストの増田明美氏(57)が、31日に開催される大阪国際女子マラソンの見どころを語った。
増田氏はカンテレ・フジテレビ系で生中継される「奥村組スポーツスペシャル 第40回大阪国際女子マラソン」(31日正午)の解説を務めるほか、29日にカンテレで放送される「教えて、増田先生!大阪国際女子マラソン」(後10・52=関西ローカル)に出演。東京五輪女子マラソン代表の一山麻緒(23)=ワコール=、前田穂南(24)=天満屋=ら出場選手の情報を伝える。
今大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、公道を使用せず長居公園内を約15周する周回コースで実施。男子の川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=らがペースメーカーを務めるなど、2005年のベルリンマラソンで野口みずき氏がマークした日本記録2時間19分12秒の更新が期待される。
増田氏は「五輪代表選手2人とも、この大阪で自信をつけて東京五輪に向かいたいと思っているので、速いレース展開になるだろう」と予想。周回コースに変更されたことで「コースが平たんで、風の影響を受けにくい。リズムが作りやすい。日本の選手は周回コースに、練習で慣れています。期待が持てます」とし、日本記録の可能性を「70%」とした。
一山選手について「走り方が野性的でパワフル。きれいな筋肉がついてサバンナの中にいるヒョウみたい。見とれてしまうような速さがある」と“野性のプリンセス”とのニックネームをつけた。前田選手については「足が長くて細くて美しく、そして根性があるから“ど根性フラミンゴ”というニックネーム。結構気にいっているみたい」とした。
2人の走りについて「身長の高い人は持て余しちゃう動きをする人もたまにいるのですけど、前田さんは自身の長身を生かし切った走りをしてます。一山さんは骨盤が前傾した、長い距離を走るうえで理想的なフォーム」と指摘。市民ランナーにも参考になるのではと語った。
自身の解説のみどころについては「今回は日本記録を破るかどうかというスピードが注目なので、私は邪魔にならないようにしたい。小ネタとか言っている場合じゃないと思うので、もし言うとしたら瞬発力のあるコメントを言います」と予告した。