樋口新葉、22年北京五輪へ決意表明「絶対に五輪に行きたい」
「愛知国体・フィギュアスケート成年女子」(30日、ガイシプラザ)
フィギュアスケートの成年女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位で18年世界選手権銀メダルの樋口新葉(東京・明大)はフリー119・82点、合計184・41点の5位だった。
演技序盤はしっかりとジャンプを決めるも、終盤の3回転フリップ-3回転トーループが乱れ、最後のループも1回転になった。力強いステップはレベル4で、出来栄え点(GOE)1・04点を得るなど見せ場は作ったが、得点を伸ばしきれなかった。
全日本選手権では果敢にトリプルアクセル(3回転半)に挑むも、SP13位と出遅れ。フリーも成功はならなかった。「構成を変えたり、挑戦したり、経験は積めた。すごく悔しい1年だったけど、ここから、その悔しい気持ちをどう来季につなげるかが大事」と樋口。「来季につなげるためにすごくいい年だったと思う」と前向きに受け止め「絶対に五輪に行きたいと思っている」と決意を口にした。
「五輪に出たいのも1つの目標だし、メダルを取りたいのも目標だけど、そのためには全日本でメダルを取らないといけないので。まず全日本でトップを目指せるように。今はそういう状況にはいないので、できることを完璧に演技して、断トツで勝てるくらいの自信を持って試合に臨めるといいなと思います」。強い思いを胸に、22年北京五輪シーズンを迎える。