川内優輝 悔し涙の一山麻緒に「快挙は誇っていい」2大会で記録保持
プロランナーで大阪国際女子マラソンのペースメーカーを務めた河内優輝(33)=あいおいニッセイ=が31日、ツイッターを更新し、優勝した一山麻緒(23)=ワコール=の走りをたたえた。
目標の日本記録に届かず、ゴール後に悔し涙を流していた一山に対し、川内は「一山選手は目標達成できず、悔しいと思います。」と投稿。
その上で、「大きなプレッシャーがかかったレースで2年連続結果を残し、高橋さんも野口さんもできなかった『名古屋と大阪の両方の大会記録保持者』になった快挙は誇っていいと思います。」とし、「男子で『福岡国際・びわ湖・東京のうちの2つの大会で大会記録保持者』になることの困難さを考えると、その凄さがわかります。」とツイートした。
続けて、「苦しくなってからペースを落としましたが、少し休むとPM(ペースメーカー)にペースアップを促し、前を追い続けました。」と川内。「最後まで楽をしなかったから、大会記録を更新できたことは間違いありません。」と一山の攻め続ける走りを絶賛した。
今大会は新型コロナウイルスの影響により海外招待選手がおらず、レースの高速化と約15年前に野口みずきが出した2時間19分12秒の日本記録を打ち破るべく、国内女子マラソンでは初となる男子のペースメーカーが起用された。
川内は、一山の前を走り、レース中には何度も一山の様子を確認しながら、げきを飛ばした。