五輪「事実を考慮した決断」促す WHO、森氏の「やる」発言に
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は5日の記者会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、今夏に五輪を「どんなことがあってもやる」と発言したことについて「日本政府や全ての当局者は全ての事実を考慮し、正しい決断を下すと信じている」と述べた。
森氏の発言は、新型コロナウイルス感染症の今後の状況に関係なく、開催を強行する意思を示したととらえられており、困惑や反発も国内外で広がっていた。
ライアン氏は「あらゆる事実を勘案していると確信している」と述べ、感染状況を踏まえた適切な判断がなされることに期待を示した。