高梨沙羅が男女歴代最多58勝目、今季初優勝「風も助けてくれた」
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯」(6日、ヒンツェンバッハ)
個人第6戦(ヒルサイズ=HS90メートル)は18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(24)=クラレ=が今季初優勝し、男女歴代最多を更新する通算58勝目を挙げた。
高梨は1回目で90メートルを飛び、121・2点でトップに立つと、2回目も90メートルを飛んで、合計238・4点で逃げ切った。高梨は「きのうは(規則違反の)ミスもあったが、チームがサポートしてくれた。きょうは風も助けてくれた」と話した。
高梨は5日の個人第5戦(ヒルサイズ=HS90メートル)で1回目に91・5メートルを飛んでトップの得点を出したが、飛躍後にスーツの規定違反で失格となっていた。
高梨のW杯優勝は昨年3月6日にリレハンメルで行われた個人第15戦(ヒルサイズHS140メートル)以来、約1年ぶり。今シーズンはここまで2度表彰台に上がるなど、好調を維持していた。