森会長発言後、五輪ボランティア390人が辞退 聖火ランナーは2人が辞退 組織委

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が「女性がたくさん入る理事会は時間が掛かる」などと女性蔑視ともとれる発言をした問題で、組織委は8日、3日の森会長の発言以降の5日間で大会ボランティア8万人のうち0・5%にあたる約390人が辞退したと発表した。同様に聖火ランナー2人も辞退した。また、組織委のコールセンターには5日間で約4550件(電話350件、メール4200件)の抗議があった。

 森会長は3日のJOC評議員会で“女性蔑視”発言を行い、翌4日に謝罪し、撤回した。ただ、辞任は否定し、「皆さんが邪魔だって言われれば、老害が粗大ごみになったのかもしれませんから、そしたら掃いてもらえばいいんじゃないですか」と話し、報道陣に「面白おかしくしたいから聞いてるんだろう」など不機嫌な態度をみせ、国内外から「辞任論」も巻き起こるなど、さらなる批判を浴びている。

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