ロコ・ソラーレが接戦制す 五輪枠争う世界選手権中止も藤沢五月「ベストを尽くす」

 石を投げるロコ・ソラーレの藤沢五月((C)JCA IDE)
 石を投げるロコ・ソラーレの藤沢五月((C)JCA IDE)
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 「カーリング・日本選手権」(9日、稚内市みどりスポーツパーク)

 女子1次リーグが行われ、18年平昌五輪で銅メダルを獲得し、2連覇を狙うロコ・ソラーレは富士急に12-10で勝利した。

 第3エンドで5点を奪うも、最後まで激しい攻防が続く接戦だった。藤沢五月(29)は「見ていた方に『殴りあいの試合だったね』と言われて。私たちの試合ではなかなかこういう試合はないんですけど、しっかり我慢しきれたのが良かった」とうなずいた。さらに「ぎりぎりな勝ち方だったんですけど。まあ勝てばよしということで」と笑った。

 今大会でロコ・ソラーレが優勝すれば、日本が今後の大会で五輪枠を獲得した場合に22年北京五輪代表に決まる。五輪枠を争う世界選手権は3月にスイスで開催予定だったが、新型コロナ禍で8日に中止が発表された。藤沢は「昨日知って、残念な気持ち」としつつ、「私たちは今日本選手権を戦えていて、どちらかというと恵まれている。ヨーロッパのチームなんかは、公式大会もできないチームもいるんじゃないかと思う。私たちは今与えられた環境の中でベストを尽くすのが1番」と前を向いた。

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