八村塁 19得点10リバウンド 23歳誕生日に今季初ダブルダブルで勝利に貢献
「NBA、ウィザーズ105-101ブルズ」(8日、ワシントン)
ウィザーズの八村塁はスタメンで36分19秒の出場で19得点、10リバウンドを記録。今季初めて2部門で2桁をマークするダブルダブルの活躍でチームの連敗を2で止めた。
この日が23歳の誕生日だった八村は第1クオーター5分、トップの位置から中央突破で208センチのCギャフォードのブロックをかわし、レイアップシュートを決める。第2クオーターは残り7分からコートに立ち、同5分41秒にローポストからの1対1で豪快なランニングフックを沈めると、2分後にもドライブからファウルを受けながらのレイアップで3点プレーを完成させた。残り1分15分にはフリースロー2本をものにして2桁得点に乗せた。
前半を58-48で折り返すと、第3クオーター5分にトップの位置でオープンの3点シュートをきっちり成功。速攻からのランニングレイアップ、さらにはリング下で激しいプレッシャーをかけられながらシュートを決めて19得点とした。ディフェンスでは同残り1分に自身初のオフェンスチャージングを奪って喜び爆発。床に仰向けに倒れた状態で両手人差し指を立てて万歳ポーズで雄叫びを上げた。
4点リードで迎えた第4クオーターは開始早々、今季最多となる10個目のリバウンドをもぎ取り、シーズン初のダブルダブルを達成。最終クオーターは得点こそなかったが、終了間際に1点差に迫られた接戦を懸命のディフェンスでものにした。
試合終了後に地元局のヒーローインタビューを受けた八村は「前の2試合が悪かったので取り返さなくてはいけなかった。特に昨日は酷かったので攻守で積極的にプレーすることを心掛けた」と充実感いっぱいの表情。「誕生日の夜を楽しんで」と祝福されると、満面笑みを浮かべた。