ウィザーズ・八村塁 23歳誕生日に今季初ダブルダブル!監督の助言受け即座に結果
「NBA、ブルズ101-105ウィザーズ」(8日、シカゴ)
23歳の誕生日を迎えたウィザーズの八村塁は105-101で勝った敵地シカゴでのブルズ戦に先発して36分19秒プレーし、19得点、10リバウンドだった。2部門で2桁の数字をマークする「ダブルダブル」は今季初。チームは6勝目(15敗)を挙げた。
23歳の誕生日に、自ら花を添えた。八村が今季初の「ダブルダブル」を達成。3点シュート1本を含め、13本放ったシュートのうち7本を決め、ゴール下では着実にリバウンドを奪った。「どうしても勝ちたかった一戦。チームも僕も、集中して戦った」と表情を緩めた。
得点力が光ったのは24-27で迎えた第2クオーター。ボールを持つとドリブルで意欲的に仕掛け、好機を切り開いた。このクオーターだけで9得点し、チームは58-48とリードを奪って後半へ。序盤から劣勢が続く、負けパターンを払拭(ふっしょく)した。
積極性の裏には「(八村は)NBAで15年戦っていけるだけの選手になろうとしている」と語るブルックス監督からの助言があった。「漫然とプレーするのではなく、自らチャンスをつくり出さなければいけない」。期待のまな弟子は、即座に好結果で応えてみせた。
試合後はロッカールームで仲間から日本語の歌で誕生日を祝ってもらったという。「このままの勢いでやっていきたい」と手応えをつかみ、敵地での4連戦を終えた。