ロコ・ソラーレ“殴り合い”制し3連勝 北京五輪へ弾み
「カーリング・日本選手権」(9日、稚内市みどりスポーツパーク)
1次リーグが行われ、女子は連覇を狙う18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが富士急に12-10で競り勝ち、SC軽井沢クには11-1で大勝して開幕3連勝とした。前回2位の中部電力もチーム倉敷を20-1、富士急を10-8で破って3連勝とした。男子はTM軽井沢が岡山CAを9-7で下し2勝1敗。ロコ・ソラーレとコンサドーレは、今大会の優勝で日本が今後の大会で22年北京五輪出場枠を獲得した場合に、北京五輪代表に決定する。
ロコ・ソラーレが3連勝で、2大会連続の五輪出場に弾みをつけた。この日は2試合あり、1試合目は富士急と激しく点を奪い合う大接戦。第9エンド終了時点で11-10と迫られたが、最終第10エンドで1点を追加し逃げ切った。スキップの藤沢五月(29)は「見ていた方に『殴り合いの試合だったね』と言われて。しっかり我慢しきれたのが良かった」と収穫を語った。
優勝で北京五輪代表に決まるが、五輪枠を争う3月の世界選手権は中止となった。「残念な気持ち」としつつ、代替大会の開催など複数の案が検討されていることを挙げ、「可能性があることは全て準備したい。(チームも)ポジティブな雰囲気」と前を向いた。まずは2連覇へ、全力を尽くす。