ロコ・ソラーレ4連勝 藤沢「緊張した」 11日に中部電力と直接対決
「カーリング・日本選手権」(10日、稚内市みどりスポーツパーク)
1次リーグが行われ、女子は18年平昌五輪銅メダルで、2連覇を目指すロコ・ソラーレが、2020年3位の北海道銀行を9-8で下し4連勝とした。20年2位の中部電力も4連勝で、ともに上位4チームが進むプレーオフ進出を決めた。男子は3連覇を狙うコンサドーレが4連勝。ロコ・ソラーレとコンサドーレが優勝すれば、日本が今後の大会で22年北京五輪出場枠を獲得した場合の北京五輪代表に決定する。
延長に突入する激戦で、ロコ・ソラーレが女王の風格を見せつけた。第11エンド、最後は藤沢五月(29)が正確にハウス(円)中心に止める「ドローショット」で決めた。「いやー緊張しました(笑)」。氷の状態を読み切り、表情が緩んだ。
8-5で迎えた第10エンドで3失点し、延長戦となった。そんな状況でも「チームの雰囲気も悪くなくて、すぐに延長戦に向けて話せた」。切り替えて勝利をつかんだ。
11日には、優勝候補・中部電力との直接対決が控える。「お互いにいいショットが出れば、今みたいに最後まで分からない試合になる」と警戒しつつ、「集中を切らさずに、自分たちのショットを、アイスを読みながらやっていければ」と意気込んだ。
プレーオフの進出も決まった。「アイスの情報を最後までたくさん持ってるチームが強いと思う。情報だけはどのチームより持ってるように意識したい」。連覇で決まる北京五輪代表へ、このまま突き進む。