川淵氏「もらい泣きしちゃって」組織委会長を受諾へ「残る人生のベストを」

東京五輪について語る川淵三郎氏=千葉県内(撮影・堀内翔)
取材を受けてほほ笑む川淵三郎氏=千葉県内(撮影・堀内翔)
大勢の報道陣からの取材を受ける川淵三郎氏=千葉県内(撮影・堀内翔)
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 日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)は11日、千葉県内で取材に応じ、東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長就任の打診を受諾する意向を示した。女性蔑視発言で辞意を固めた森喜朗会長(83)とこの日、都内で面会した。

 家族からは猛反対を受けており「断るつもりだった」という川淵氏。しかし、森会長の周囲から、会長が落ち込む様子や自宅で涙していたことを伝え聞き「本当につらかったんだろうなって。ちょっと泣いちゃった、もらい泣きしちゃって」と振り返った。

 その後、森会長と直接会い「あとをお任せするには川淵さんしかない」と言われ「もしも推薦があったらお引き受けしますと」と腹をくくったと明かした。

 この日に会った際の森会長の様子については「すごくお元気で、いつも通りで、よかったなぁって思った」とし、「残る人生のベストを尽くしたい。何としても開催できるように持って行くことが、1番大きな使命」と力強く言い切った。

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