大坂なおみ、初V以来の16強入り “全集中”の第2セット

 「テニス・全豪オープン」(12日、メルボルン)

 女子シングルス3回戦で第3シードの大坂なおみ(日清食品)が第27シードのオンス・ジャブール(チュニジア)を下し、初優勝した2019年大会以来2年ぶりにベスト16入りを果たした。4回戦では20年準優勝で第14シードのガルビネ・ムグルサ(スペイン)と対戦する。四大大会24勝目を目指す第10シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)も4回戦に進んだ。

 大坂は武器の第1サーブの確率が悪く、序盤は技巧派のジャブールのスライスやドロップなど多彩なショットで崩された。我慢のプレーで流れを引き寄せての16強入り。「彼女は自分がしないプレーをする選手。見ていても楽しいし、後ろ向きな気持ちはなかった」。苦手意識をぬぐい去っての勝利だった。

 第1セットは第1ゲームは5度、第3ゲームは6度、第5ゲームは3度のジュースの大接戦をしのぐと、相手が第6ゲームでダブルフォールトを連発。このセットを先取すると「全てのポイントに集中した」という“全集中”の第2セット以降はミスが減った。

 15年10月にシンガポールで行われた若手有望選手によるエキシビションマッチに、当時18歳の大坂と21歳のジャブール、2回戦で下したガルシア(フランス)らが集まった。

 2人とは約5年4カ月を経て実現した初対決が今回の全豪だった。同世代のライバルを退け、次戦は四大大会で2度優勝を誇るムグルサ。相手に不足はない。

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