ロコ・ソラーレが全勝で決勝T進出 藤沢、コロナ禍も前向き

 「カーリング・日本選手権」(12日、稚内市みどりスポーツパーク)

 2022年北京五輪代表選考会を兼ねて開催され、1次リーグ最終戦は、18年平昌五輪銅メダルで大会2連覇を狙う女子のロコ・ソラーレが、青森CAが第8エンド終了後に負けを認めたため9-2で勝利。無傷の6戦全勝で13日から始まる4チームによる変則方式の決勝トーナメントに駒を進めた。男女の決勝は14日に行われる。

 ロコ・ソラーレは有利な後攻で第1エンドに2点を奪うと、第2~第4エンドは不利な先攻で1点ずつを重ね、前半で試合を決めた。11日には19年大会覇者の中部電力を7-4で退けており、盤石の戦いで1次リーグ1位通過を果たした。

 中部電力に敗れた2年前は海外をツアーで転戦していた。「国内の大会に出ることがほとんどなくて、あまり対戦相手の情報がなかったのが敗因」とスキップの藤沢五月(29)。今季はコロナ禍のため国内で練習試合を重ね、各チームの情報収集、分析した成果が結果につながった。

 「国内のチームと試合するのに慣れて、あまり迷うことがない。今シーズンは海外に行けていないけど、それが私たちのメリットでもあったんじゃないかな」。逆境を前向きに捉えられるのが、このチームの強みだ。

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