有森裕子氏 五輪組織委会長適任は「コミュニケーション能力」 自身の可能性「ない」
女子マラソンのバルセロナ五輪銀、アトランタ五輪銅メダリスト・有森裕子氏が13日、読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」にリモート出演し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の後任人事について「コミュニケーション能力のある人が大事」と見解を示した。
後任候補にはこれまで橋本聖子五輪相、鈴木大地前スポーツ庁長官らの名が挙がっている。有森氏は「この時点で選ばれるというのは、今までの組織が何をしてきて何が重要だったかを知り得ている、理解している、役割を色んな人とシェアしながら発信できる。コミュニケーション能力のある人が大事なんじゃないかと思います」と、五輪開催まで5カ月と迫った時期で交代する立場を分析。
MCの辛坊治郎氏が「有森さんも当然、候補として適任では」と話を振ると、有森氏は笑いながら「ないと思います」ときっぱり。候補者の中に意中の候補がいるかと問われると「意中と言うより、森さんが去られて残った人が安心してコミュニケーションを取れる人が一番大事なのでは。私がこれまで関わって、知っている人は橋本聖子さんもそうですし、鈴木大地さんもそうだと思います。オリンピックを理解できていると言う点では」と2人とも適任であるとした。